仮想世界のアバターデザインについて
これは、セカンドライフ非技術系アドベントカレンダー2017向けに書かれた記事です。
adventar.orgセカンドライフのアバターといえばリアル調のアバターだと思われがちですが、自分のアバターはこんな感じです。
日本人には、リアルなアバターよりこういうアバターのほうがいいという人も結構いるんじゃないでしょうか。
こういったアニメ調のアバターを基本とするメタバースがあれば、日本人ももっと仮想世界に来るのにと思っていた時期もあったんですが、最近は考え方が変わってきました。
おそらくそういう仮想世界は米国の人はほとんどプレイしないと思います。米国ではアニメは子供のものという認識が強くて大人は一部をのぞいてリアルなアバターを求めています。つまり、アニメ調アバターの仮想世界は日本やアジアなんかに閉じた世界になります。それはもう3D版のインターネットと言えるメタバースではないものになってしまうんじゃないでしょうか。
というわけで、リアルなアバターを基本としつつも、ぼくのアバターみたいにかわいいものも作れる今のセカンドライフは、実は落とし所としてはイイ線いってるんじゃないかと思います。
もちろん技術が進歩すれば、昔から話題にあがっているマルチバースみたいな世界になり、異なった世界観のメタバースを行き来できたりもするかもしれません。将来的に、異なる文化を持つ人々がメタバースでどういう共存、住み分けをしていくのか考えてみるのも面白いと思います。