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Yes Second Life

セカンドライフに早9年、現役セカンドライファーの考えてること

なぜ今仮想世界なのか?セカンドライフに訪れた3つの変化

Second Life

セカンドライフ

セカンドライフに人生を賭けるという、人生最大の失敗を犯してから、4年が経ちました。

しかし、石の上にも三年とはよく言ったもので、最近は仮想世界の可能性を感じさせる変化が見られるようになってきました。今回は、最近のセカンドライフに起こった3つの変化を紹介します。

変化1 一般的な3DCGをそのままインポート可能に

長い間、セカンドライフは"プリム"と呼ばれる単純な図形を、複数リンクさせることで複雑なオブジェクトを作成する制作スタイルを貫いて来ました。これは初心者には作りやすくていいのですが、3DsMax、Maya、Blenderなどの高度なツールを使いこなせる上級者からみると、もどかしい部分がありました。しかし、今年の8月、リンデンラボはメッシュインポートという機能をリリースし、一般的な3DCGで使われるCollada形式の取り込みを可能にしました

Colladaは非常に一般的な形式なので、変換ツールなどを使えば、世にあるほとんどの3DCGは取り込むことができます。3Dモデルをアバターとして使うことも可能で、MMDモデルなんかもColladaに変換してボーンとの関連付けをやりなおせば、インポートして自分のアバターにできます。MMDのダンスデータもセカンドライフの形式に変換するツールがあるので、まさにニコニコ動画MMDを踊らせてる動画のようなことを、セカンドライフでも再現できます。しかも眺める側でなく踊る側でです。

変化2 メタバース連動Webサービスの台頭

オブジェクトを作ってそれにスクリプトを仕込む程度の制作物が長い間主流になってましたが、最近はWebとうまく連携させた制作物が増えてきました。元々、セカンドライフスクリプトであるLSLには、HTTPを扱える関数があるので、外部のWebサイトとの連携が可能だったのですが、ようやくそのノウハウがたまってきたようです。

セカンドライフは、人が集まってる時間帯がわかりづらく、ログインしても誰もいないということがよくあったのですが、それを解決するために生まれてきたのが、次に紹介する「すりんく」や「LIVES」のような、今盛り上がっているところを探すサービスです。

すりんく すりんく
すりんくが配布しているオブジェクトを自分の運営するカフェなどに設置すると、センサースクリプトが今まわりにいるユーザ数をカウントします。そして、HTTPでサーバに転送し、人がいる場所をトップページヘ表示する仕組みになってます。

 

LIVES LIVES
すりんくに仕組みが近いですが、にぎわってる場所をWeb上で確認するのではなく、自分のアバターの周りに近未来っぽく展開します。

エンターテイメント向けのサービスもあります。セカンドライフは自由すぎて目的がないとは、よく言われてきましたが、目的をリンデンラボではなく、クリエイターが作り始めています。

クリエモン クリエモン
目、鼻、口などの表情パーツをWeb上で投稿・共有し、それらを組み合わせて自分のアバターの表情を作れるサイトです。お気に入りに登録した表情は、セカンドライフ内のガジェットにロードできます。"セカンドライフ萌えおこし"が、ミッションらしいです。

 

クエストマイスター クエストマイスター
Web上で情報を入力して、専用のストーンをセカンドライフに設置するだけでクエストが作れるサイトです。クリア条件をLSLスクリプトで設定することも可能なので、工夫次第でいろんなクエストが作れます。

"人が集まってるところが分からなくてログインしても誰もいない" "自由すぎて遊ぶ目的がない" みたいな、バブルの頃によく言われていた欠点が、Webを上手く活用することで解決されつつあります。ちなみに、上記の4サイトは、企業ではなく、どれも個人クリエイターが製作しています。つか、下2つは僕が作りました。

変化3 ビジネス目的の企業が撤退

セカンドライフで儲けたいみたいな企業は大抵撤退しました。まだいくつか企業も残ってますが、セカンドライフバブルにのっかりたいというよりは、自分たちの力で面白くしてやろうという志の高いところが残ってる感じです。

世の中では、企業が撤退してクリエイターの天国になっているみたいな認識をしている人も多いですが、クリエイター以外の人も多いです。セカンドライフのユーザを乱暴に3つに分けると次のような感じになります。

  • アバターの着せ替え機能を活用する、ファッション好きのユーザ
  • セカンドライフを高度なチャットツールとして活用する、おしゃべり好きのユーザ
  • 仮想世界での制作に魅了されたクリエイター

セカンドライフは女性ユーザが多いと言われますが、やっぱりファッション、チャット目的のユーザが大半で、クリエイターは少数派です。しかし、少数だからこそ、制作能力のある人は非常に重要視されますし、活躍の場は多いです。ネットの個人サービスはもう飽和してしまって、一週間くらい流行って終わりみたいな感じになっちゃってますが、セカンドライフなら、個人でも仮想世界を代表するようなサービスを作るチャンスがあります。ビジネスの人達がいなくなった今こそ、個人制作の面白いサービスがでてくる下地ができたといっていいでしょう。

オフィスアワー会場 毎週月曜日の22時から、セカンドライフで意識の高い()ユーザの集まりをやってるので、ここまで読んで、興味が湧いた人は、よろしければ一度話を聞きにいってもおもしろいとおもいます。
集合場所(セカンドライフ
http://maps.secondlife.com/secondlife/Trinity/12/138/22